2026.3.26
Kiroで始めるAI駆動開発 ― 社内セミナー実施レポート
はじめに
先日、社内勉強会として「Kiroで始めるAI駆動開発」というテーマでセミナーを実施しました。
本記事では、セミナーの内容を紹介します。
セミナーの目的
本セミナーは、以下を目的として実施しました。
- AI開発ツールの現状をキャッチアップする
- Kiroの特徴と活用イメージを理解する
- AIを用いた開発フローの具体例を体験する
Kiroとは何か
Kiroは、AWSが提供するAIエディタで、開発プロセス全体を支援することを目的としています。
主な特徴は以下の通りです。
- Spec Mode
要件 → 設計 → タスク → コード生成までを構造的に生成 - Vibe Mode
Chat形式で柔軟に開発を進めるモード(従来の生成AIに近い体験) - Steering / Hooks
プロジェクト固有のルール適用や自動処理の仕組み
単なる「コード生成ツール」ではなく、開発プロセスそのものを支援する点が特徴です。

デモ内容(CloudFormationによる構成構築)
セミナーでは、KiroのSpec Modeを用いたデモを実施しました。
構成概要
- ALB(パブリックサブネット)
- EC2(プライベートサブネット、Nginx)
- NAT Gateway(アウトバウンド通信)
ポイント
- EC2はインターネット非公開(セキュア設計)
- ALB経由でのみアクセス可能
- NAT Gatewayでパッケージインストールなどの外部通信を確保
構成イメージ

デモの流れ
- 自然言語で依頼
- Kiroが要件・設計・タスクを生成
- CloudFormationテンプレートを自動生成
- デプロイ → ブラウザで動作確認
従来は人手で分解していた工程を、AIが一貫して補助する流れを確認しました。
まとめ
Kiroを使うと、
要件整理から設計・実装までをAIと一緒に進められるようになります。
これにより、開発は
「コードを書く作業」から
「AIに指示して進める作業」へ変化しつつあると感じました。
一方で、
- 設計の妥当性
- セキュリティ
- 出力内容の確認
といった最終判断はこれまで通り人間が担う必要があります。
まずは小さな用途から試し、
使いどころとリスクの両方を理解することが重要です。
